「技術」と「技能」
両面を磨き築いた者だけが、一流のプロとして認められる。
「技術」とは、目的を達成させるための具体的な手段や方法を考える「術」のことであり、その「技術」をうまく使いこなし、完成させていく能力を「技能」といいます。 モノづくりには、モノを形として造り上げる「製造技術」と、形にしたモノを量産させる「生産技術」とがあり、それらを「技能」をもって連動させることで成り立ちます。プロとして自立するためには、これらを身につけることが不可欠です。
つまり「技術」と「技能」の両面を兼ね備えて現場に立つ者のみ、一流と位置づけられるわけで、そこで具体的に要求されるものこそ、「創造力」と「解決能力」なのです。
普通では考え付かないアイディアを持ち、多くの課題を見つけ克服し、そして「形」につなげる。
私たちは、これらを兼ね備えた「プロの集団」になることを常に心がけています。
私たちは次の4つのセクションを連動させ、完成されたモノづくりに取り組んでいます。
どのセクションから取り組んでも、全てを「使いこなせる」「やりこなせる」「生産過程を見出せる」。企業にはそんな「人財」が必要なのです。
<設計>
デザインを受け取って、実際の生産に即した設計へ移行させます。
<CAD CAM>
モノづくりのためのCADデータを起こします。
<金型製作>
CAMを用いて金型を作製し、製造手順や条件を構成します。
<部品製作>
作製された金型をプレス加工機にセット、手順と条件をもとに製造現場を稼働させます。
モノづくりの現場は、自社工場が多いことは勿論ですが、時には海外の協力工場(アジアの各地)となる場合もあります。「技術」と「技能」を身につけることにより、海外メーカーでの技術指導というステイタスを持つことも可能となるわけです。
私が感じたことですが、現地のスタッフたちの学ぶ姿勢には感動を覚えますし、共に働くことで協調性が芽生え、より良いモノが生れることもしばしば。 この時の達成感や優越感は最高! ホテル暮らしも快適ですし、食事もかなり美味しいですよ。(笑)